ネガティブ父とポジティブ息子の中学受験記

数十年前に中学受験で失敗したサラリーマン父と、やたらポジティブな息子の中学受験の記録です

平面図形に取り組み続けた果てに見えたもの・・

ネガティブ父です。<(_ _)>

 

本日は平面図形の「手筋」を、問題を解くにあたってどう活かすか、について感じたことをコメントしたいと思います。

 

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前回のブログで書きましたが、「手筋」はあくまでも、問題を解くための道具です。

「道具」を手に入れたあとの「その道具を使って、どう実際に問題を解くのか」が、実際には一番大事なことです。その一番大事なことにおける差が、平面図形を解ける天才君と数十年前のワタシの差だった気がします。


(ーー;) ネガティブ父

数十年前の小学生だったワタシは、「センス」があるかないか、その差だとあきらめていました・・・


(*^_^*) ブン太

「ボクはきっと、センスあるから大丈夫だよ」


(ーー;) いや、いや、父の子だからきっとセンス無いよ・・

 

でも、ブン太にはどうしてもその「センス」を身に着けてほしかったので、父はしつこく色々試行錯誤したり、解析してきました。

そして、過去問や入試レベルの演習を積み重ねた後に、入試本番間近になってようやく気が付いたことがありました。


1 ほとんどの入試問題を解くのに使う手筋(「基本手筋」)は限定されている(三角形と比の問題ならば、使う手筋候補はせいぜい3つぐらい)

2 難問は、上記「基本手筋」に加えて、1~2の「応用手筋」を使う(例えば、平行に目をつけて等積変換等)

3 特殊な手筋(「特殊手筋」)を活用する問題はまれで、一目でそのパターンと分かって解きやすいか、ほとんどの子が解けないか、に二極化する

 

過去問に取り組むまで、例えば6年の夏前までは、「特殊手筋」も「応用手筋」も、そして一番大事な「基本手筋」もほぼ同じ力の入れ方で学んできたので、ブン太の頭の中には何十もの「手筋」が、均等に詰め込まれていました。


(≧∇≦)ノ ブン太

「ボク知っている全部のワザを使って、この問題解いてみたい!」


でも、現実的には平面図形1問解くために、5つもの手筋候補を検討する時間はないのです。よく考えてみれば、出題するほうもそれはわかっているのです。

 

そして、平面図形の問題が安定して解ける子も、”そのこと”が分かっているのだと思います。

 

例えば、出された図形に直角三角形があれば、できる子は「相似の直角三角形を探す(そのために補助線を引く)」手筋を使うことに、確信をもってコミットできるのです。すぐに相似直角三角形が見つからなくても、あきらめずに自信をもって探し続けます。

 

その確信がない子(数十年前のワタシも)は、一つの手筋を少し検討して見つからないと、すぐ別の手筋、別の手筋に流れて行って、結局中途半端で解き筋が見つからない。


「このタイプの問題ならば、この手筋かあの手筋。この二つの手筋で頑張れば、必ず答えにたどり着ける!!」


この意識や覚悟があるかないかが、結果として、平面図形の「センス」や「運用力」の差としてみえるのではないか・・


ブン太と父は、年を越え、1月入試も済ませ、そして2月1日の入試直前になって、ようやくその境地に至りました・・


q(≧▽≦q) ブン太

「よっしゃー! 平面図形クリア」


(¬ ¬) ブン太母

「あなたたち二人、少し遅すぎない?」


このところ、平面図形ばかりだったので、次回からは少し別の話題にしてみたいと思います。

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